一日の終わり、やっと落ち着ける夜の時間。
「今日はもう疲れたし、ちょっとだけスマホ見てから寝よう」
そんなふうに思っていたのに、気づけばあっという間に深夜。
結局なにもできずに時間が過ぎてしまった、という経験はありませんか?
やりたいことがあったはずなのに、ぼんやり過ごしてしまって、少しモヤっとした気分のまま眠る。
そして翌朝、「また夜を無駄にしてしまった」と自己嫌悪してしまう…。私もそんな日が何度もありました。
だからといって、理想的な夜のルーティンを毎日完璧にこなすのも、なかなか大変です。
「夜の時間をちゃんと使いたい」という気持ちはあるけれど、ガチガチに決めるのではなく、
もう少し力を抜いた、やわらかい工夫でもいいのではと思うようになりました。
今回は、私が実際に試して「これなら続けられそう」と感じた、
無理なく取り入れられる夜の小さな習慣をご紹介します。
日々の暮らしの中で、ちょっとしたヒントになればうれしいです。
夜のだらだらをやめたい理由
そもそも、なぜ「夜のだらだら」をやめたいと思うのでしょうか。
ゆっくり過ごす時間も大切ですし、何もせずにぼんやりすること自体が悪いわけではありません。
ただ、「本当はこう過ごしたかったのに…」という思いがあると、
夜の終わりに小さな後悔が残ってしまうことがあります。
やりたいことに手をつけられなかったり、もう少し早く寝ておけばよかったと感じたり。
こうした小さな積み重ねが、気分や体調に影響することもあるかもしれません。
特に、夜の過ごし方は次の日の朝にもつながります。
寝る時間が遅くなると、翌朝の気分や集中力にも響いてしまいますよね。
だからこそ、「完璧に変えなきゃ」ではなく、
自分が無理なくできる範囲で、夜の時間の使い方を見直していけたらいいなと思っています。
夜のだらだらを引き起こす、ちょっとした要因
リベンジ夜更かしの心理
日中は仕事や家事で忙しく、自分のための時間がなかなか取れない…。
そう感じていると、夜になって「せめてここだけは自由に過ごしたい」と思うことがあります。
この「リベンジ夜更かし」は、知らず知らずのうちに自分を甘やかす時間になっていて、
つい遅くまでスマホや動画に手が伸びてしまう原因にもなります。
意志の弱さではなく、心が疲れているサインかもしれません。
スマホが引き起こす夜の誘惑
寝る前にスマホを開くと、気づけばSNSや動画を延々と見てしまうことも。
情報が無限に流れてくるので、「あと少しだけ…」が続いてしまいます。
寝る直前のスマホ使用は、睡眠の質にも影響するとも言われているので、
なるべく距離を取る工夫が必要だと感じています。
無理なく取り入れられた夜の習慣3つ
ここからは、私が実際に取り入れてみて「これは続けやすい」と感じた習慣を3つご紹介します。
どれも簡単で、生活の中にすっと取り入れられるものばかりです。
1. 10分だけ、自分のための時間をつくる
「10分だけ〇〇しよう」と小さな区切りを作っておくと、夜の過ごし方が整いやすくなります。
お茶をゆっくり飲んだり、手帳を開いてみたり、本を数ページ読んだり。
それがたとえ短い時間でも、「今は自分の時間だな」と意識することで気持ちが穏やかになります。
忙しい日々の中で、そうした時間があるだけでも、心が少し軽くなることがあります。
2. スマホを手の届かない場所に置いてみる
夜のだらだらの一番の原因は、やはりスマホでした。
そこで試してみたのが、寝る前だけでもスマホの置き場所を変えること。
少し離れた棚の上に置いておくだけでも、「まあ、今はいいか」と思えて触らなくなるものです。
“物理的に距離をとる”というのは、思っていた以上に効果的でした。
3. 寝る前にひとつだけ「片づけ習慣」を
夜のうちに少しでも家の中を整えておくと、朝の気分が違ってきます。
私は「寝る前に1つだけ片づけること」を決めるようにしています。
コップを洗う、バッグを定位置に戻す、テーブルの上を拭くなど、ほんの小さなことでOK。
全部を完璧にやろうとせず、1つだけでも行動すると、「ちゃんと自分の時間を過ごせた」と思えて満足感があります。
がんばらないことが、続けるためのコツ
こうした習慣は、毎日きちんとやろうと意気込むと続かなくなってしまいます。
気分が乗ったときだけでもいいし、できない日があっても大丈夫。
「今日はやれたな」という日が少しずつ増えていけば、それで十分です。
「完璧にやること」よりも、「気持ちよく過ごせた」と感じられることのほうが大切だと思っています。
まとめ:夜の過ごし方を少し変えるだけで、気持ちも変わる
夜の時間を少しだけ見直すことで、翌朝の気分が整ったり、
日中の過ごし方にも変化が生まれたりします。
今回は、夜を心地よく過ごすための習慣として、以下の3つをご紹介しました。
- 10分だけ、自分のための時間をつくる
- スマホの置き場所を変えてみる
- 寝る前にひとつだけ片づけをする
どれも、特別な道具や時間がなくても始められる、小さな工夫です。
完璧を目指すのではなく、自分のペースで、無理なく取り入れていく。
それだけでも、夜が少し好きになるきっかけになるかもしれません。
この記事の中で、気になるものがあれば、今日の夜に試してみてください。
暮らしがほんの少し整って、心がゆるむ時間になりますように。