習い事を辞めるタイミングは、どんな理由であれ気をつかうもの。
お世話になった先生や、同じクラスの保護者に失礼のないように伝えたいけれど、どう言えばいいのか迷いますよね。
この記事では、子どもと大人、それぞれのケースに合わせたメッセージ例文を多数ご紹介します。LINEや口頭、手紙など、どんなシーンでも使いやすい表現を集めました。
子どもの習い事をやめるときの伝え方
先生に伝える場合のポイントと例文
「本人が辞めたいと言っている」とだけ伝えると、理由を深掘りされてしまうことがあります。
そこで、他の習い事や学校の活動など、納得されやすい理由を添えるのがおすすめです。
文例①:他の予定との兼ね合いで
「他の習い事や学校の活動との兼ね合いで、今月いっぱいで退会させていただきたいと思います。短い期間でしたが、温かくご指導いただき本当にありがとうございました」
文例②:別のことに興味が移った
「最近、本人の関心がほかの活動に向いてきたため、今月で退会させてください。楽しく通わせていただいたこと、感謝しております」
文例③:家族での過ごし方を見直すため
「家族での過ごし方を見直すことになり、今回で退会させていただくことにいたしました。これまでのご指導に心より感謝申し上げます」
他の保護者への伝え方と例文
保護者同士のやりとりでは、グループLINEには簡潔に、仲のよい方には個別で丁寧に伝えると印象が良くなります。
グループLINE向け
「諸事情により、今月で教室を退会することになりました。短い間でしたが、皆さんとご一緒できて楽しかったです。ありがとうございました」
個別メッセージ向け
「いつも仲良くしてくださってありがとうございました。○○ちゃんと会えるのを楽しみにしていたので、退会するのは少し寂しい気持ちです。教室は辞めますが、これからも仲良くしていただけたら嬉しいです」
感謝やお礼の一言フレーズ(子ども編)
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毎週楽しく通わせていただき、ありがとうございました
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先生の声かけが、本人の自信につながっていたと思います
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いつも温かく見守っていただき、感謝の気持ちでいっぱいです
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短い間でしたが、良い経験をさせていただきました
大人の習い事をやめるときの伝え方
先生に伝える場合のポイントと例文
大人の場合も、仕事や家庭の都合といった納得されやすい理由を前向きに伝えると、無用な誤解を避けることができます。
文例①:仕事や家庭の都合で
「これまで楽しく通わせていただいていたのですが、仕事の関係で時間の調整が難しくなり、今月いっぱいで退会させていただきたいと思います。大変お世話になりました」
文例②:金銭的な事情で
「今後の家計の見直しに伴い、レッスンを続けるのが難しくなったため、今月いっぱいで退会させてください。これまでのご指導に心より感謝しております」
文例③:時間の使い方を見直して
「家族との時間や自分のペースを見直すことになり、今回で退会させていただくことにいたしました。先生のご指導のおかげで、ここまで続けることができました」
同じクラスの方への伝え方と例文
習い事を通じて知り合った方へも、一言のあいさつがあると気持ちよく卒業できます。
グループメッセージ向け
「諸事情により、今月で教室を退会することになりました。短い間でしたが、皆さんとご一緒できて楽しかったです。ありがとうございました」
個別メッセージ向け
「いつも気さくに話しかけてくださり、ありがとうございました。またどこかでご一緒できる機会があれば嬉しいです」
感謝やお礼の一言フレーズ(大人編)
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レッスンの時間が、日常の中の癒しでした
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毎回、新しい発見と刺激をいただきました
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先生の丁寧なご指導に、心から感謝しています
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皆さんとの時間も含めて、貴重な経験になりました
習い事を辞めるときに手土産は必要?
習い事を辞める際、手土産は必須ではありません。
ですが、感謝の気持ちを伝えたいときや、長くお世話になった場合には、ちょっとした品と一言メッセージを添えると印象が良くなります。
手土産を渡すと好印象なケース
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1年以上通っていた場合
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少人数制や個人レッスンだった場合
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突然の退会になった場合
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子どもが先生に強い愛着を持っていた場合
おすすめの手土産
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焼き菓子やお茶などの個包装ギフト
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季節感のあるプチギフト(ミニタオルなど)
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価格帯は500〜1000円で十分
添える一言メッセージの例
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ほんの気持ちですが、お納めください
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短い間でしたが、大変お世話になりました
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またお会いできる機会があれば嬉しいです
まとめ|丁寧な言葉で気持ちよく卒業を
習い事を辞める理由は人それぞれですが、お世話になった方への感謝をきちんと伝えることが大切です。
「お世話になったからこそ、ちゃんと伝えたい」――そんな気持ちが伝わるメッセージは、きっと相手の心に残ります。
前向きな気持ちで、新しい一歩を踏み出してくださいね。