運動会は子どもたちにとって特別な一日。
先生や保護者にとっても、園児の成長を実感できるかけがえのない時間です。
そんな大切な場面をさらに盛り上げるのがアナウンスの役割。
ひと声で笑顔を引き出したり、感動を深めたりする力があります。
この記事では、初心者でも安心して使えるコメント例文をたっぷりご紹介します。
そのまま読んでも、少しアレンジしてもOK。
運動会をもっと楽しく、思い出深い時間にするお手伝いをします。
まずはここから！運動会アナウンス原稿づくりのコツ
はじめて運動会のアナウンスを任された方でも安心できるように、
分かりやすいコツを詳しくまとめました。少し意識するだけで、
会場全体がぐっと盛り上がるアナウンスになりますよ。
1. 原稿は事前に準備しておく
例文を参考にしながら、自分の園や学校に合わせた原稿を作りましょう。
原稿は長すぎず、1文ごとに区切ると緊張していても読みやすいです。
「ここで間を取る」など小さなメモを添えるとさらに安心です。
2. 園児名や競技順のチェック
名前の読み間違いや順番の誤りは意外と多いものです。
事前に名簿で漢字の読み方を確認したり、当日の競技順を小さなメモにして手元に置くと、
スムーズなアナウンスができます。
3. 声はゆっくり・はっきり・笑顔で
マイクは口元から10cmほど離すのが基本です。
少し大げさなくらいの抑揚をつけると、聞き手にも元気が伝わります。
表情は笑顔を意識して、緊張していても「明るい雰囲気」を作ることが大切です。
4. 緊張しないためのちょっとした工夫
当日は深呼吸をしてからマイクの前に立つと気持ちが落ち着きます。
また、1つのコメントを言い終えたら一拍置くと、自然で聞き取りやすいアナウンスになります。
親子競技を盛り上げるコメント例文集
親子競技の始まりアナウンス
「これから親子競技が始まります！
力を合わせて楽しくゴールを目指してくださいね♪
今日のためにたくさん練習してきた親子も初挑戦の親子も、
笑顔で最後まで楽しんでください！
会場のみなさんも、ぜひ大きな声援で応援してくださいね。
一緒に会場全体を盛り上げていきましょう！」
親子リレーの実況コメント
「お母さん、お父さんも本気モード！
バトンをつないで親子の絆が輝きます！
子どもたちも大人も全力疾走です！応援席からの声援もパワーに変えて、
ゴールを目指して駆け抜けます！
ドキドキする一瞬一瞬を、ぜひ一緒に楽しんでください。
まるで親子の夢を乗せたバトンが、希望のゴールに向かって走っているようです！」
年長クラスの親子競技アナウンス
「さすが年長さん！おうちの方と息を合わせて力強い走りです！
長い練習の成果がしっかりと出ていますね。
子どもたちの誇らしげな表情にもご注目ください♪
小さな体で大きな挑戦をしてきた姿を想像すると胸が熱くなります。
ゴールを駆け抜ける瞬間まで、最後まで温かい拍手で応援をお願いします！」
パラバルーン＆遊戯の感動アナウンス例
パラバルーン演技の紹介コメント
「大きな風船のようにふくらむパラバルーン。
子どもたちの息の合った演技をご覧ください！
ゆっくりふくらませるシーンでは『わぁ』という歓声もぜひ一緒にどうぞ。
色とりどりのパラバルーンが大きくふくらみ、波のようにうねりながら山のように盛り上がる瞬間は、まるで虹がかかったような美しさです。
クライマックスでは大きなうねりやカラフルな動きが重なり合い、まさに会場全体が一つになる感動のシーンになります。
みんなの気持ちがひとつになって、最高の演技をお届けします。」
お花に変身！アナウンス例：
「小さなつぼみが大きなお花に変わります！
子どもたちの笑顔にご注目ください♪
みんなの気持ちが一つになって、会場が一面お花畑のようです。
花びらのように広がる子どもたちの姿を見れば、思わず笑顔になりますね！
さらに風にそよぐ花のようにリズムよく動く姿は、見ている人の心まで温かく包み込みます。
小さな一輪一輪が集まって大きな花園を作り上げるその光景は、努力と団結の結晶でもあります。」
ノリノリダンス実況コメント：
「大好きな曲に合わせて元気いっぱい！
会場のみなさんも一緒に手拍子お願いします！
一緒に体を動かして、運動会をもっともっと盛り上げましょう！
子どもたちのはじける笑顔とリズミカルなステップで、会場中が一体感に包まれます。
さらに音楽に合わせてジャンプや回転も加わり、元気な動きが絶え間なく続きます！
会場全体がまるでコンサート会場のように明るい雰囲気に包まれています。」
競技別！盛り上げアナウンス例文集
かけっこ・リレー
スタート直前アナウンス：
「位置について、よーい…ドン！
スタートラインに立つ子どもたちの表情は真剣そのものです。
緊張で少し体が固まっている子もいますが、その一歩を踏み出す瞬間に大きな力が生まれます。
どうぞ大きな拍手で背中を押してください！
声援が響くほどに、子どもたちの足取りはどんどん軽くなります！」
途中の実況アナウンス：
「コーナーを回って全力疾走！先頭を走る子も、後ろから追い上げる子も必死です！
赤組も白組も譲りません、デッドヒートの展開に会場も大盛り上がりです！
さらに後ろから勢いよく追い上げる子に観客席から大きな歓声があがっています！
子どもたちの真剣な走りに、会場全体が手に汗握る瞬間です！」
ゴール目前の実況コメント：
「あと一歩！がんばれ〜！
ゴールまで全力です！
足取りも軽く、観客席の声援を力に変えて駆け抜けています！
今まさにゴールテープを切ろうとしています、最後の力を振り絞って走り抜けます！
会場中からの拍手と声援が一体となり、子どもたちの背中を強く押しています！」
玉入れ
年少クラスアナウンス：
「小さな手で大きな挑戦！がんばれ年少さん！
一生懸命背伸びをしてボールを入れる姿に思わず笑顔になります！
観客席からも『がんばれー！』と声援が飛び交い、会場の雰囲気がさらに温かく盛り上がっています！」
小さな体で一生懸命ジャンプしてボールを投げ入れる姿は本当にけなげで、
会場からも自然と大きな拍手が沸き起こっています！」
白熱する勝負展開アナウンス：
「赤組も白組も負けません！最後の一球まで熱い戦いです！
ボールが次々と飛び込み、どちらのカゴもいっぱいになってきました！
残り時間わずか、どちらが勝つのか分からない接戦です！
会場中が大きな声援で包まれ、熱気にあふれています！赤組も白組も力を振り絞り、最後の瞬間に向けて一歩一歩駆け抜けています！」
赤組も白組も、最後のボールを入れようと全力です！」
保護者競技
綱引きアナウンス例：
「お父さんお母さんの力比べ！
声援でパワーを送ってください！
綱が大きく揺れるたびに歓声も高まります。最後まで目が離せません！
どちらのチームも必死に力を込めて、会場全体が大きな熱気に包まれています。
勝負の行方は最後の一瞬まで分かりません！」
保護者リレーアナウンス例：
「いよいよ保護者リレーです！
お父さんお母さんの真剣な走りに会場も大盛り上がり！
親の本気の姿に子どもたちも思わず声をあげています！
バトンをつなぐたびに会場から歓声が沸き起こり、緊張感と興奮が一気に高まります！
ゴールに近づくにつれて、観客の声援もさらに大きくなり、最後まで目が離せません！」
大玉送りアナウンス例：
「保護者の皆さんによる大玉送り！
息を合わせて大きな玉を転がしていきます。
玉が進むたびに歓声が広がり、会場の一体感もどんどん高まります！
玉が少し止まりそうになると『がんばれ！』とさらに大きな声援が飛び交います。
ゴールまで転がしきったときの達成感は、会場全体を大きな拍手と笑顔で包み込みます！」
年齢別アナウンス例
0歳児クラスのほっこりアナウンス
「小さな体で大きな一歩！初めての運動会、がんばってます♪
初めての舞台でちょこんと立つ姿に会場からも温かい拍手が送られています。
親子で歩く一歩一歩が大切な思い出になりますね！
ちょっと泣いてしまっても、その姿もまた微笑ましく、思い出に残る大切な瞬間です！
ハイハイしたり保護者の方に手を引かれて歩いたりする姿に、会場から『がんばれー！』と温かい声援が飛んでいます！」
年少クラスの元気いっぱいアナウンス
「ドキドキの初挑戦！
大きな声援をお願いします！
一生懸命走ったり踊ったりする姿は、まだまだ小さいけれど力強さを感じます。
緊張して涙が出ても、声援に背中を押されてがんばる姿に心が温かくなります！
仲間と一緒に挑戦する姿は、成長の第一歩として会場に感動を広げています。」
年中クラスの活き活きアナウンス
「元気いっぱいの年中さん！
去年よりもずっと力強く、堂々とした姿に成長を感じますね。
仲間と力を合わせてがんばる姿に、大きな拍手をお願いします！
チームワークを大切にする姿からは、これまでの努力や友だちとの絆が伝わってきます。」
年長クラスの感動アナウンス
「最後の運動会を迎えた年長さん。
今までの練習の成果をぜひご覧ください！
力強い演技や走りの中には、これまでの成長と努力がいっぱい詰まっています。
保護者のみなさんも思わず胸が熱くなる瞬間です！
子どもたちが見せる真剣な表情と輝く笑顔には、これまでの努力と成長がしっかりと表れています。未来へつながる姿を、どうぞ温かい拍手で応援してください。」
泣ける！感動シーンで使えるアナウンスコメント
「たくさんの練習を重ねた子どもたち。
今日この日を迎えられたことに感謝します。
小さな体で精いっぱい走ったり踊ったりする姿は、見ているだけで胸が熱くなります。」
「涙も笑顔も宝物。みんな本当によくがんばりました！
努力を重ねた時間や、先生や友だちとの思い出はこれからの大きな力になります。
どうぞ大きな拍手を送ってください！」
笑顔が広がる！おもしろアナウンスコメント集
「お父さん、お母さんも本気すぎ！？
子どもたちがびっくりしています！
思わず観客席からも笑い声があふれ、会場全体が和やかな空気に包まれています！」
「あれ？ボールが逃げちゃった！？
がんばって追いかけてください〜！
ボールを追いかける姿に子どもたちも大喜び、応援席からも『がんばれ〜！』と楽しい声が響いています！」
「帽子が飛んでいきました！風にも負けず、拾ってまた全力疾走です！
そんなハプニングも運動会ならではの楽しい思い出ですね！」
まるで実況中継！臨場感を出すアナウンスコメント集
「今まさにゴール目前！
赤組がんばれ！白組も負けてません！
先頭争いは最後までわかりません、観客席からは『いけー！』と大きな声援が飛び交っています！」
「観客席の声援が一段と大きくなっています！
会場全体が立ち上がるような盛り上がりで、子どもたちの走りを後押ししています！
ゴールテープを切る瞬間まで、誰もが目を離せません！」
感謝とフィナーレで締めるアナウンス例
「今日は素晴らしい運動会になりました。
ご協力いただいた保護者のみなさま、ありがとうございました。
子どもたちの笑顔や真剣な姿は、みなさまの応援のおかげで一層輝きました。」
「先生方、係員のみなさまもお疲れさまでした。
準備から片付けまで一緒に支えていただき、心から感謝いたします。
来年もまた笑顔でお会いしましょう！
どうぞ最後は子どもたちへ大きな拍手をお願いします！」
よくある質問（FAQ）
Q：原稿は即興でも大丈夫？
A：おすすめはしません。原稿を用意した方が安心です。特に初めて担当する場合は、事前に練習をしておくと落ち着いてアナウンスできます。即興は緊張で言葉が出にくくなることが多いので、簡単でもいいので原稿を持っておくことを強くおすすめします。
Q：例文をそのまま使っていい？
A：大丈夫です。園や学校名などだけアレンジしましょう。さらに、クラスや子どもたちの特徴に合わせて少し言葉を変えると、より温かみが出て聞き手に伝わりやすくなります。声のトーンを工夫するだけでも雰囲気が変わります。
Q：名前を間違えたときは？
A：すぐに言い直してOK。フォローコメントで和ませるのも効果的です。例えば「ちょっと緊張してしまいましたね！」と軽く添えると場も和みますし、観客からも笑顔が生まれます。
まとめ
運動会のアナウンスは、ただ読むだけでなく「雰囲気を盛り上げる」ことが大切です。
言葉ひとつで子どもたちの表情や会場の空気は大きく変わります。
今回ご紹介した例文をアレンジして、その場に合った言葉で楽しい思い出を作りましょう。
少し工夫して気持ちを込めれば、子どもたちにとっても保護者にとっても忘れられない一日になります。
緊張しても大丈夫。声援や拍手と同じように、アナウンスも子どもたちを支える力になります。
